キャリコンの学科試験対策、僕の場合、理論家を覚えることが一番の苦行でした。
誰が何を唱えているのか、ぜんぜん分からない…
「過去問を繰り返せば出来るようになる」という方もいるみたいですが、僕の場合は過去問をやるだけでは全く頭に入りません。
そしてしばらく勉強しなくなり、学科試験まで残り1ヶ月切ってから過去問アプリをガンガンやり始めましたが、やっぱり理論家だけは全く解けませんでした。
試験まで残り2週間を切ったとき、
「暗記するんじゃなくて、もう全部、理解してしまおう」
と思い、短期集中で頭に入れ込むことにしました。
本記事は、そんな切羽詰まった人間が実施した勉強法についてまとめています。
今思うと、時代によって変化しない理論家パートこそ、安定して稼げる最大の得点源です。
この勉強法はともかく、理論家パートはぜひモノにしましょう!
1年間で100回以上、キャリコンロープレ試験対策を実施しています。また実務では人材紹介業に従事しており、多くの求職者の方のキャリア支援を行って参りました。これまでに培ってきたノウハウを活用しつつ、常により良い対策を提供できるよう邁進中です。 (キャリアコンサルタント試験/キャリ協 学科・実技共に一発合格、オールA判定)
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【結論】2週間で理論家を覚えた方法
①理論家情報を網羅する(情報源は2つ)
②理解したことを自分の言葉でまとめる
③まとめたものを毎日2回読む
一つ断言できるのが、上記は一気に習得する方法であり、結構しんどいです。
毎日コツコツやったほうが絶対楽です…。コツコツ出来るならそれに越したことはないです。
(僕はコツコツ出来なかったです…)
この方法にした理由
僕がすべきだと思ったことは、理論家一人ひとりにつき、考え方の本質を網羅的に理解すること。
(もちろん、試験に出る範囲だけです。もっと深く勉強するのは合格してからでいいかなと思います)
そうすれば、問題の文脈が多少変わっても、組み合わせ方が違っても、大体の問題は解けます。
なぜなら、試験に出る内容は、『理論家と提唱内容の組み合わせ』と『提唱内容の本質』だからです。
本質を理解するには自分で解釈することが大事だと思っています。その解釈に、多少「正しい/間違い」の差があることは大した問題ではないです。
言葉だけではなく、考え方(太字部分)を理解/解釈するのがポイント。
サビカスは、「個人が主観的に何度も仕事を変えることができる」という、『キャリアの機動性』を唱えています。その中で自分らしさを持つことは大切で、以下が重要だと言っています。
❶What:自らがキャリアを探索する職業パーソナリティは必要。どんな仕事があっているかは自分で見つけるもの。
❷How:仕事の選び方のキャリアアダプタビリティ。未来への関心、将来は自分で作るものという統制、好奇心を持つこと、行動するための自信を持つこと、これがキャリアの”適合性(アダプタビリティ)”の広がりを作り上げる。
❸Why:なぜその仕事を選ぶのか?それは過去自分を構築してきたことから動機が生まれる。過去の物語的真実からライフテーマができ、それがキャリアを選択する動機になる。
具体的な方法の説明
①理論家情報を網羅する(情報源は2つ)
②理解したことを自分の言葉でまとめる
③まとめたものを毎日2回読む
①②を1週間でやり、③をもう1週間でやります。
冒頭の3つについて、詳細解説します。
①理論家情報を網羅する(情報源は2つ)
見出しの文書そのままですが、情報収集です。
ポイントは、情報源は2つにすること。これは自分自身がやっていて、強く感じました。
情報源1つでは、網羅性に乏しいためです。
実は、テキストによって、言い回しが違ったり、載ってない内容が結構あります。
この言い回しの違いは、実は結構曲者で、「テキストで見慣れていた言葉」が「試験問題では”別の言い方”」だったりします。
(本当は同じ意味だけど、ちょっと言い回しが違うだけで、別物に見えるのです)
なので、複数の情報源を使うと良いです。
あまり増やすしぎてもしんどいので、2つがいいと思います。
僕の場合は、キャリコン養成講座に通っていたのでそこで使ったテキストと、しんさんという方の「キャリコンスタディ」というWebサイト(https://careerconsultant-study.com)で勉強しました。
僕も複数Webサイトを見てみましたが、「キャリコンスタディ」は綺麗なサイト構成で、網羅性も高く、文章もわかりやすい。
僕にとって、とても勉強しやすいサイトでした。
②理解したことを自分の言葉でまとめる
僕の場合、理論家1人につき、A4白紙 1枚に手書きでまとめていました。
僕のnote記事に、『無料PDFデータ』を置いています。汚くて恥ずかしいのでいつか消します…
> PDFデータ
手書きでなくても、パソコンで入力して作成してもいいと思います。
筆者は「ゼロ秒思考
ゼロ秒思考
理論家を1人に絞ったら、養成講座テキストと「キャリコンスタディ」の両方からその理論家のことを全部読んで、できる限り自分が解釈した言葉に置き換えて紙に書いていきました。
A4に収まるようにできるだけコンパクトにするため、情報整理と言い換えは結構大変でした。
しかし、自分で構造化するので、それも記憶の定着を促していたと思います。
あと、1枚に収めると、目で見て覚えやすいです。構造化と視覚化を意識すると効果的ですね。
ちなみにスーパーだけは情報量多すぎて2枚使いました。
一方、ニコルソンはさっと出来て楽だったので、嬉しかった記憶があります。(そして、ニコルソンは試験にも出ました!)
③まとめたものを毎日2回以上読む
まとめたら後は覚えるだけ。僕は声に出すと覚えやすかったので、朝と夜にぶつぶつ読んでました笑。
成果
筆者の第18回学科試験は86点でした。
そして、理論家パートは9割は解けました。
1問だけ、見たこともない理論家が出てきて、お手上げでした…。
毎年マイナーキャラは出現するみたいですが、ちょっとしか出てこないので、試験合格が目的ならあまり気にすることはないかなと思います。
まとめ
①理論家情報を網羅する(情報源は2つ)
②理解したことを自分の言葉でまとめる
③まとめたものを毎日2回読む
①②を1週間でやり、③をもう1週間でやります。
時間がないときは、今回の勉強方法を試してみてください。
これで2週間で理論家問題は8割解けるはずです!
冒頭にも述べましたが、キャリコン筆記試験の「理論家パート」は、いつまでたっても安定した得点源です。
この勉強法はともかく、理論家パートはぜひモノにしましょう!
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