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時短や期間限定で働きたい方は、派遣とアルバイト、どちらを選ぶべき?→派遣はメリット多めです!

仕事を探すとき、家事育児と両立したい場合や期間限定で働きたい場合、『派遣』と『アルバイト』どちらを選択したほうが良いか、悩んだことはありませんか?

 

悩める人

  • 扶養枠内で働きたい!
  • 時短で働きたい!
  • 数ヶ月だけ働きたい!

こんなとき、派遣とアルバイト、どちらを選ぶべき??

派遣とアルバイト、似ているようで、実は全くの別物です。

メリット/デメリットも異なるため、正しく理解して最良の選択をしましょう。

今回は、

  • 派遣とアルバイトはどちらを選択したほうが良いか
  • 派遣とアルバイトの違い
  • よく聞く言葉『派遣バイト』とは何か

解説したいと思います。

 

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結論:派遣のほうがオススメ

先に結論をいうと、アルバイトよりも派遣を選択したほうがメリットが大きいと考えています。

これは、僕自身の、バイト経験、派遣就業経験、人材業界経験から、そのように考えました。

派遣のほうがメリットが大きいことは、以下の表の通りです。

雇用形態 時給 専門性 仕事探しのサポート 就業中のフォロー 自由度 就業期間
派遣 (アルバイトより高い傾向にある) (アルバイトより高い傾向にある) 短期も長期もある
アルバイト ×(派遣より低い傾向にある) ×(派遣より低い傾向にある) × × 短期も長期もある

 

もちろん、自分自身の状況や生活スタイルによって何が適切かは十人十色ではありますが、派遣を選んだほうがメリットがある人のほうが多いのではないでしょうか。

以降、派遣とアルバイトの違いについて、掘り下げていきます。

 

派遣とアルバイトの違い

先ほどの表の項目に沿って、1つずつ解説します。

雇用形態

『派遣』、『アルバイト』という言葉は、雇用形態を指します。

雇用形態とは、企業が労働者を採用する際の雇用契約の種類です。『正社員』や『契約社員』も雇用形態の一種ですね。

 

派遣は、職場となる会社と雇用主の会社が異なります。一方、アルバイトは職場となる会社=雇用主です。

 

時給

派遣のほうがアルバイトよりも高い専門性を求められるケースが多く、それにより派遣のほうが時給が高くなる傾向にあります。

 

なぜ派遣のほうが専門性が高い?

求職者が仕事を探すように、会社が人材を探すことも大変で、特に専門性が高い人材を自力で見つけ出すことは難しいです。

ここで時給を上げれば専門性の高い人材を確保できるかもしれません。しかし、応募者数も増えてしまいます。

勤務先の会社が自力で募集をかけた場合、履歴書のチェックから採用面接を何人も行わなければならないので、時間も労力もかかります。

そこで勤務先会社は、派遣会社に人材提供を依頼します。これなら人材のマッチングは派遣会社がやってくれます。もちろん高スキルの人を集めるために、時給は高めで募集をかけていきます。

一方、特別なスキルがなくても対応できる仕事であれば時給を引き上げる必要もなく、アルバイトで自社募集するケースが多い傾向にあります。

 

専門性

アルバイトより派遣のほうが時給が高い分、専門性も増します。

ただ、専門性が高いことに怯まず、あなたが対応できる業務内容であれば、前向きにチャレンジすることをオススメします。

専門性が高い仕事をすることは、自分の能力を高めることが出来たり、スキルを維持することができるため、次の仕事に繋がりやすくなります。

スキルの維持向上のために、派遣を選ぶことは大アリです。

 

仕事探しのサポート

派遣の場合

派遣会社に登録することで、派遣会社から仕事の紹介を受けることができます。

登録情報を求職中に設定しておけば、何らかの仕事情報メールが常に届きます。

注意

ある程度の規模の派遣会社であれば、求職中の登録者に対し、新着仕事情報やマッチングした仕事情報が自動メールで送られるようになっています。

設定しても一切メール通知が来ない場合は、あなたが設定している希望条件が厳しすぎるか、派遣会社が何らかの理由であなたへの仕事紹介を控えている可能性があります。

派遣会社から仕事情報メールが全く来ない場合は、派遣会社に問い合わせてみましょう。

派遣会社から紹介された仕事へ応募すると、就業決定するまで派遣会社が仲介し、無事契約締結となればその勤務先で働けるようになります。契約の手続きも派遣会社が行います。

 

アルバイトの場合

自力で仕事を探して、自分で応募し、一人で面接に行きます。採用決定後の入社手続きも自分自身で勤務先会社とやりとりします。

 

ここもポイント

派遣とアルバイトでは、履歴書/職務経歴書を用意する回数/タイミングが異なります。

派遣の場合、登録する派遣会社へ1回だけ提出が必要です。以降、派遣会社から勤務先の会社へ紹介をしていくので、あなたから履歴書/職務経歴書を用意する必要はありません。その派遣会社から何社応募しても提出不要です。(紹介予定派遣の場合は、勤務先会社での職場見学時に履歴書/職務経歴書が必要です:紹介予定派遣の説明記事

一方アルバイトでは、面接の度に履歴書/職務経歴書を勤務先の会社へ提出する必要があります。

 

就業中のフォロー

派遣の場合、就業中も派遣会社からフォローを受けることができます。

例えば、職場でパワハラを受けている、聞いていた仕事内容と異なる、就業条件が異なる、などといった労働問題が発生したとき、アルバイトの場合は直接勤務先に自分から相談・交渉することになりますが、派遣の場合は派遣会社に相談し派遣会社から勤務先に相談・交渉を行います

派遣で働くということは雇用元が派遣会社であり、仕事や職場環境における労働問題の相談は、雇用関係がある会社に行うことになるためです。

直談判が苦手という方は、派遣のほうが良いかもしれません。

ここもポイント

派遣会社のフォローを期待したい場合は、初めて派遣会社に登録する際にその派遣会社のフォローアップ体制が充実しているか、HPなどをみてチェックしましょう。

大手派遣会社(パーソルテンプさん、スタッフサービスさん、アデコさん、など)であれば比較的安心です。

また、登録時に「どんなフォロー体制なのか?」を派遣会社に直接質問してみるのも有効です。

 

自由度

ここでの自由度とは、就業時間と日数服装や髪型、の部分を示すことにします(責任を持って業務を遂行しなければならないことは派遣でもアルバイトでも変わりません)。

就業時間と日数は、派遣よりアルバイトのほうが自由度が高いケースが多いです。

アルバイトであれば、働きたいシフトに組んでもらる場合があるためです。バイトリーダーの方や同僚と相談して比較的希望に沿って働けるのではないでしょうか。

服装や髪型については、派遣の場合、派手なものや清潔感がないものだと派遣会社から登録を断られる可能性があります。お客さんである派遣勤務先に、紹介しにくいと思うためです。

もちろん、アルバイトでもあまり派手過ぎず清潔感があるに越したことはないですが、どちらかと言われれば派遣のほうが厳し目です。

ここもポイント

派遣でも勤務先によっては、そこそこ自由度が高いケースもあります。

特に大学や公的機関の研究室働ける場合、民間企業と違って就業時間そのものが決まってないことがあり、働く人の都合に合わせて始業終業時間や出勤日数・曜日を設定してもらえることが多いです。

さらに専門性を活かした仕事ができる可能性も高いため、大学・公的機関での仕事は結構オススメです。

 

就業期間

派遣でもアルバイトでも、長期の仕事も短期の仕事もあるため、特別大きな差はないと考えています。

派遣もアルバイトも、一時的な雇用であることには変わりません。

細かいことを言うと、一般派遣の場合は同じ職場で3年間までしか働けないという法律がありますが正社員型派遣に切り替われば3年を超えた就業が可能です。(別記事で紹介:派遣3年ルールから延長継続する方法

 

派遣バイトとは?違法にならないように注意!

インターネットで派遣やバイトを検索していると、派遣バイト、という言葉がよく出てきます。

こちら、実は正しい専門用語はちゃんとあり、『日雇い派遣』と言います。

雇用形態は歴とした派遣であり、『派遣として単発の仕事(1日〜数日)を行うこと』を示します。

数日だけ仕事をしたいやったことがない仕事を経験してみたい、という方にピッタリな働き方です。

 

日雇い派遣は僕自身も大学生の頃に経験があります。日雇い派遣を行う流れは以下のような感じです。

日雇い派遣の流れ

  1. 派遣会社に登録する
  2. 派遣会社から、メールや電話で2週間〜1ヶ月後くらいに予定した単発の仕事案内が来る
  3. 応募するか否かを回答する
  4. 応募したら、予定数日前に、派遣先から集合場所などの連絡がくる
  5. 仕事当日、現場へ行き、仕事をする
  6. 給与は当日払いか、派遣会社の締め日/支払日に合わせて支給される

日雇い派遣の法律上注意

「日雇い」という名称から1日〜数日程度の雇用のことと思われがちですが、厳密にいうと、30日以内の雇用は全て日雇いに該当します。

そして、この日雇い派遣、2012年10月1日から派遣法で禁止されました。

つまり、派遣会社との雇用期間が31日以上ないと、派遣してはいけないのです。

 

ただし、日雇い派遣OKな例外もあります。

労働者が以下の条件に1つでも当てはまれば例外として日雇い派遣可能になります。

日雇い派遣可能な条件(どれか1つ該当すればOK)

  • 60歳以上
  • 学生(ただし昼間に通学している雇用保険適用外に限る)
  • 自身が他に主たる収入があり、主たる収入が500万円以上
  • 自身が主たる生計者ではなく、世帯収入が500万円以上
  • 業務内容が、政令で定める業務(※)の場合

※政令で定める業務:情報処理システム開発、機械設計、事務機器機(PCなど)操作、通訳、秘書など、専門性の高い業務として国が定めた業務です。参考:厚労省サイト

もし、違法で日雇い派遣が行われたことが明らかになった場合、派遣会社への行政指導や事業停止などの罰則が発生する可能性があります。

また、上記条件について派遣スタッフ側が偽装・詐称を行なっていた場合は、派遣登録の抹消や解雇があり得ます。

 

まとめ

◎派遣とアルバイトは、全くの別物である

◎派遣の方がアルバイトより待遇が良い傾向にある

◎派遣バイトとは、日雇い派遣であり、法律上注意が必要

◎筆者としては、派遣の方が恩恵が多くオススメ

 

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