職場見学では何をするの?
派遣先の業務内容の確認や、職場を確認する場です。
この記事では、”職場見学”について、
●そもそも職場見学とは何なのか?
●何をする場なのか?
を詳しく解説します。
職場見学とは
職場見学の概要
職場見学は、派遣求職者の方が就業先の職場環境を確認したり、就業先に業務内容を詳しく説明してもらう機会のことです。
派遣会社の営業担当が同席のもと、派遣求職者、派遣先の3者で実施されます。
職場見学の目的
その派遣先で就業開始する前に、派遣求職者本人の不安や疑問点を解消することが最大の目的です。
正社員面接との違いは?
派遣求職者の採用合否を派遣先が決めてはならないことです。(採用合否を決めるのは雇用元である派遣会社)
また、派遣先が職場見学を強制的に実施することも出来ません。
あくまで派遣求職者自身が職場見学を希望した場合、実施されるものになります。
職場見学当日に行うこと
派遣会社の営業担当と待ち合わせ
派遣先の最寄駅、派遣先の正門や駐車場などで、派遣会社の営業担当と待ち合わせをし、一緒にいきます。余裕を持って早めに集合するケースや、本番前に事前説明があるケースが多いです。
就業先の受付対応などは、営業担当が行います。
職場見学本番の流れ
①面談室/会議室などで話をする、②職場を実際に見学する、という流れになります。
派遣先から以下のような説明があります。
・業務内容の詳細
・必要なスキル
・1日の流れ
・就業時間や残業などの就業時間
・組織の人数や男女比
・誰から指示があるか
・福利厚生(制服貸与有無、食堂や休憩室の有無)
そして質疑応答を行います。
派遣先からも派遣求職者へ質問をされます。その際、派遣求職者から簡単に自己紹介を行うこともあります。
※業務説明、質疑応答、自己紹介の順番は様々です。
一通り話が終わると、実際に働く場所へ移動し、見学します。
見学中も質問OKなケースがほとんどですので、分からないことがあれば積極的に質問しましょう。
職場見学本番の所要時間
特に決まりはなく、30分〜1時間程度が最も多いです。
稀に、15分程度で終わったり、2時間ほどの長丁場になるケースもあります。
●質疑応答の量
●単純に話が盛り上がる
●職種による見学範囲の違い(事務だとオフィスのみ、製造だと工場内の広範囲など)
この辺りが時間の変動要因です。
所要時間は決まっていないことが多いので、疑問や不安を解消することを重要視して望んでOKです。
職場見学の実情
ここまで見ていただいて、「いや、現実は違う」と思われた方もいらっしゃると思います。
そう、実際は、
●派遣先からの職場見学のオファーを断ると就業決定できない
●職場見学で派遣求職者のスキルをよくよく聞くとミスマッチで見送りになる
●マナーがなっておらず規律性に問題があると判断され見送りになる
などなど、『面接選考の要素がもう少し強い』というケースが多いです。
派遣先は、派遣求職者の自己紹介や質疑応答から、
本当にスキルや経験がマッチしているのか、どうしても気になってしまいます。
派遣先がマッチしないと捉えるのであれば、その求職者にとってそこで働くことは、苦行になるかもしれません。
緊張で普段の自分が出せず間違った解釈をされないためにも、職場見学に向けた自己紹介の練習や質疑応答の準備は大切です。
まとめ
職場見学は、派遣求職者が就業する前に、疑問や不安を解消するために実施する。
職場見学では、業務説明と質疑応答の面談と、実職場の見学を、30分〜1時間程かけて行う。
職場見学は面接ではないが、準備は大切。
コメント